





子役少女の受難(3) ふんどし少女写真集
2017-08-16
※シチュエーション 【露出、羞恥、ふんどし】
第3話
すっかり赤褌一丁の姿がトレードマークとして、日本中に認知され再ブレイクを果たした、国民的ふんどし美少女東山のぞみ。
そんな彼女に次に来た仕事は「写真集」と「イメージビデオ」だった。
彼女にとってはこれはともに二作目となり、第一作目は彼女の以前の人気絶頂の頃に発売されたものだったが、特に露出も高くなく、単に可愛さだけを押し出したそれははっきり言ってコケたと言っていい売り上げだった。
というわけでその後二作目の企画はなかったのだが、この度の再ブレイクに伴い写真集とイメージビデオの企画も再度立ち上げられたのである。
そしてその写真集とイメージビデオが褌姿で撮影されることはもはや言うまでもない。
場所は褌がよく似合う場所ということで海での撮影となった。
そこでのぞみはまず全裸にされ、自分で赤褌を締める様子から撮影されることになる。
母親から手ほどきをうけ、自分でもう褌を締められるようになったのぞみ。
しかし、自分で褌を締められるようになることで、また女の子として何かを失ってしまったような気持ちになっていた。
まだ畳まれた赤い布を持って全裸で浜辺に立ち、股間だけをそれで押さえて隠しているのぞみの正面画像からビデオも写真集も撮影が始まった。
「のぞみちゃーん、笑顔固いよーリラックス、リラックスー」
羞恥とこれからの憂鬱に顔が引きつってしまうのぞみに何度も指示が飛び、ようやく形の上は満面の笑みを浮かべたのぞみが撮影される。
「んっ……」
そこから赤い褌を跨ぎ、自分でそれを締めていくのぞみだったが、締め方は覚えたとはいえまだ不慣れなのに加え、正面からもお尻側からもカメラに撮影されている状態では恥ずかしさと緊張でなかなか上手く締められない。
結局スムーズに、形が綺麗に締められるまでのぞみは何度も締め直しをさせられ、褌を締めては解いて一度完全に裸になり、また褌を締める……をカメラの前で繰り返した。
そうして、ビデオの映像として形になる物が撮れるまでにすでに1時間が経過し、その時には浜辺の太陽の下で、のぞみの裸の身体は汗で光っていた。
ようやく褌姿になり、ほっと一息つくのぞみだったが、この女の子がするには恥ずかしすぎるはずの赤ふん一丁の姿をそう感じてしまう自分にふと我に返り悲しくなる。
そこからのぞみは、これから撮影で海にも入るということで、その準備運動もかね、褌姿でラジオ体操をさせられることになった。
たった一人で音楽に合わせてラジオ体操というのも、それだけで多少恥ずかしく、空しくなるものだが、それが褌一丁という姿ならなおさらである。
のぞみは最初はやはり恥ずかしさから動きがぎこちなくなり、最初からやり直しとなる。
結局褌姿のラジオ体操を4回も繰り返すこととなり、最後の一回はのぞみは早く終わらせたいという気持ちから正面からは何も隠すもののない平らな胸を、後ろからは褌が食い込んだお尻を撮影されながら、大きく脚を開いて、胸を張り、お手本のようなラジオ体操をこなしたのだった。
そして多少吹っ切れた感のあるのぞみに、褌姿が生えるようなポーズや動きが指示されていく。
脚を開いて腰に手をやり、仁王立ちで海を眺めるカットを撮影されたり。
褌の食い込んだお尻を突き出し、カメラに向かって大きくお尻を振らされたり。
四つんばいでお尻を高く上げ、浜辺の砂を掘らされたり。
さまざまな褌姿ののぞみが、一生記録に残り、そして大勢の人間相手に発売されていく写真集とイメージビデオの映像として記録されていくのだった。
赤褌での撮影が終わり、のぞみは着替えることになる。
しかしそれは服を着れるという意味ではなく、また「違う褌」に着替えるのだ。
「褌少女」というタイトルで発売予定の今回ののぞみの写真集とビデオは、コンセプトもそのまま、のぞみに赤褌のみならず、さまざまな褌を締めさせるものだった。
「じゃあ、のぞみちゃん、次はこれを締めてみようか」
そう言ってスタッフがのぞみに見せたのは白い厚手の布が丸められた、相撲のマワシであった。
のぞみは浜辺で赤褌を解き、一度全裸にされると、こちらは一人で締めることができない相撲マワシをスタッフ数人がかりによって締め上げられていく。
男性スタッフに身体に触られながらマワシをお尻に食い込まされていくのは当然嫌だったが仕方がない。
「どうのぞみちゃん、締め心地は」
「ちょっと固くて……痛いです」
赤褌より固くて重いマワシは、また違う存在感があり、また少し違う恥ずかしさを覚えた。
固くて股間部が少し痛く、のぞみは自然と少しガニ股気味になってしまう。
そしてその姿にされたのぞみは当然ながら相撲の所作的な行為をカメラの前で取らされていった。
「のぞみちゃん、ちょっとそこで四股踏んでみて」
深く腰を落としてさらにガニ股になると、そのまま片足を交互にあげて、何度も四股を踏まされたり。
「は~い、のぞみ山の土俵入り~」
脚を開いて、爪先立ちのまま腰を降ろす蹲踞の姿勢を取らされたり。
「はーい、はっけよーい」
脚を大きく開いて手を着いてお尻を高く上げる仕切りの姿勢を取らされたり。
いずれも女の子がするには服を着ていても恥ずかしいようなポーズをマワシ一丁の姿にされたのぞみは取らされる。
そしてそれぞれ正面側からとお尻側から、撮影されていった。
「じゃあ次、すり足しながらつっぱりしてみようか?」
「は、はい……」
続けてのぞみは、浜辺で腰を落としてすり脚をしながら、つっぱりを指示される。
「ほら、どすこい、どすこいって言って」
「ど、どすこい、どすこい」
「ほら、もっと大きな声でー、カメラが拾わないよー」
「どすこい、どすこい、どすこい……うううっ!」
大きな声でどすこいを連呼しながら、砂場ですり足、つっぱりを続けていたのぞみでがそこで突然うずくまって泣き出してしまう。
女の子なのにマワシのみの姿にされた上、相撲取りの真似をし続けるあまりの恥ずかしさと惨めさに耐えられなくなったのだ。
「ぐすっ……ひぐ……うううう」
「あららー、のぞみちゃんどうしたのー?」
「暑いしちょっと疲れちゃったのかなー、少し休もうか」
スタッフ達は優しくそう言って、のぞみを日影でしばらく休ませ、飲み物などを用意してくれたが、のぞみが泣いてしまった根本的な原因には触れも、解消もしなかった。
のぞみはマワシのみの姿でしばらく休憩し、そして落ち着いたと判断された所で、撮影は続行された。
「どすこい……どすこい、どすこい!」
そして、恥ずかしいことには変わらないけれど、気を持ち直したのぞみは、撮り直しになった相撲のつっぱりをやり遂げる。
そこで相撲マワシの撮影は終わり、のぞみはスタッフの手によりマワシを解かれ、また一度全裸にされてしまった。
裸ののぞみに次に渡されたのは、昔子供の水着代わりに使われた黒猫褌という簡易な褌だった。
それを身に着けると、相撲マワシとはうって変わって頼りない、殆ど何も身に着けていないような……実際殆ど何も身に着けていないのだが、今までの褌以上に、背面は完全にお尻に紐が食い込んでいるだけの格好に恥らう。
「それは水着だし、ちょっと海に入ってみようか」
「はい……」
砂浜で身体を晒し続けるよりは、海に入った方がまだマシだと思うのぞみだった。
しかし、のぞみには、大きなイルカの形の浮き具が渡され、それに跨って遊ぶように指示される。
「ううう……」
イルカの浮き具に抱きつくような格好になるとのぞみの身体は隠れるどころか、褌姿のお尻がより強調されるような格好になった。
まして特に後ろが殆ど紐状のこの褌では、イルカに抱きつくために脚を開くと、お尻の割れ目も開いて、のぞみはお尻の穴まで見えそうになる。
しかしカメラは容赦なく真後ろからの際どいアングルでのぞみのほとんど裸のお尻を撮影するのだった。
次に用意されたのは、もっこ褌という褌だった。
紐で繋がった布で下半身の前後を隠すこの褌は、今までの褌と違い締めると言うよりは穿くような形で、お尻が丸出しになるTバック状のそれよりは身体が隠せてのぞみは一息つく。
上半身は裸で、パンツ一枚でいるのと変わらないような格好なのに、もはやのぞみにとってはこれぐらいは楽な格好となっていた。
しかし、スタッフに言われて再び海に入り、褌が水に濡れるとそれは甘い考えだったと気付く。
「きゃ……やだっ!」
薄くて白い前後の布は濡れることでのぞみの身体にぴったり貼りついた上に透けてしまい、のぞみのお尻と股間の割れ目まで浮き上がってしまう。
そしてそんな前後の割れ目が透けた姿もしっかりカメラで撮影されてしまうのだ。
肌色が透けるほど股間とお尻にぴったり貼りついた褌を脱いで何度も裸になるのぞみに次に渡されたのはまた赤い褌。
しかしそれは普段のぞみが締めている六尺褌とはまた違う、九尺褌というかなり特殊な褌だった。
裸の身体にまたスタッフにその褌を締め上げられていくのぞみ。
上半身を含め、身体全体を縛られるかのように、十字型に褌が締め上げられていった。
「可愛いねぇ、のぞみちゃん。似合ってるよ」
「まるでリボン巻いたみたいだ」
スタッフからは好評だったが、等ののぞみは顔が真っ赤だった。
「うう……こんなの……やだぁ」
胸などは隠れて今までの褌より、露出度そのものは低いのに、これまでの褌に勝るとも劣らない恥ずかしさをのぞみは感じていた。
それは見る方も同じで、十字にクロスしたこの特殊形状の褌には他にはない特殊なエロスやフェティズムを、これからのぞみの写真集やビデオを見る、日本中の人間が感じることとなる。
のぞみはこの九尺褌でもいろんなポーズを取らされたり、浜辺で踊らされたりするのだった。
九尺褌を解かれ裸にされ、最後にのぞみが身に着けることになったのは、小さな布に紐がついただけのサイジという、褌の中でもとりわけ簡易で露出も大きいものだった。
これはもはや着る物なのかと戸惑いつつも、のぞみは指示を受け、僅かな布で股間を隠し、紐をお尻の割れ目に通し腰で結んで固定してそれを身に着ける。
お尻側は完全な紐で、股間だけ隠したような限界露出に恥らうのぞみに、これは昔の海女さんが使っていた仕事着だとの説明される。
それにちなんでのぞみはその格好で海に潜るように言われ、水中カメラで殆ど裸で不恰好に水中に潜って泳ぐその姿が撮影された。
「はい、のぞみちゃんお疲れ様ー」
「がんばったねー」
こうして夕日が海に沈みかける頃に、ようやく長い撮影は終わった。
のぞみは女の子でありながら、男でも経験した人はいないのではないかという多種多様の褌を締めることとなったのだった。
精神的にも肉体的にもクタクタになったのぞみはもはや恥じらう余裕もなく、裸になって簡易シャワーで身体を流し、身体を拭いてようやく女の子の普通のパンツと服を着れるのだった。
しかしのぞみが服を着ても、今日撮影された無数ののぞみの褌姿は写真、映像として永遠に残り、日本中に発売されるのだ。
こうして同コンセプトとして、同時撮影、発売されたのぞみの写真集とイメージビデオ「褌少女」は、前作とは比べ物にならない、子役タレント史上に残るほどの大ヒットとなる凄い売り上げを記録する。
のぞみの褌姿は誰でもいつでも見られるような形でさらに日本中に拡散していったのであった。
ちなみに余談であるが大ヒットを記録したのぞみの写真集とイメージビデオの2作目だったが、発売当初の売り上げに対してその後の売り上げは伸び悩む結果となる。
それはのぞみ自身の人気がすぐにまた下火になったからではなく、発売から時間が経ったその時にはもはやのぞみがただ褌姿になっているぐらいはそこまで価値のあるものではなくなったからであるが、それはまた先の、別の話……
第3話
すっかり赤褌一丁の姿がトレードマークとして、日本中に認知され再ブレイクを果たした、国民的ふんどし美少女東山のぞみ。
そんな彼女に次に来た仕事は「写真集」と「イメージビデオ」だった。
彼女にとってはこれはともに二作目となり、第一作目は彼女の以前の人気絶頂の頃に発売されたものだったが、特に露出も高くなく、単に可愛さだけを押し出したそれははっきり言ってコケたと言っていい売り上げだった。
というわけでその後二作目の企画はなかったのだが、この度の再ブレイクに伴い写真集とイメージビデオの企画も再度立ち上げられたのである。
そしてその写真集とイメージビデオが褌姿で撮影されることはもはや言うまでもない。
場所は褌がよく似合う場所ということで海での撮影となった。
そこでのぞみはまず全裸にされ、自分で赤褌を締める様子から撮影されることになる。
母親から手ほどきをうけ、自分でもう褌を締められるようになったのぞみ。
しかし、自分で褌を締められるようになることで、また女の子として何かを失ってしまったような気持ちになっていた。
まだ畳まれた赤い布を持って全裸で浜辺に立ち、股間だけをそれで押さえて隠しているのぞみの正面画像からビデオも写真集も撮影が始まった。
「のぞみちゃーん、笑顔固いよーリラックス、リラックスー」
羞恥とこれからの憂鬱に顔が引きつってしまうのぞみに何度も指示が飛び、ようやく形の上は満面の笑みを浮かべたのぞみが撮影される。
「んっ……」
そこから赤い褌を跨ぎ、自分でそれを締めていくのぞみだったが、締め方は覚えたとはいえまだ不慣れなのに加え、正面からもお尻側からもカメラに撮影されている状態では恥ずかしさと緊張でなかなか上手く締められない。
結局スムーズに、形が綺麗に締められるまでのぞみは何度も締め直しをさせられ、褌を締めては解いて一度完全に裸になり、また褌を締める……をカメラの前で繰り返した。
そうして、ビデオの映像として形になる物が撮れるまでにすでに1時間が経過し、その時には浜辺の太陽の下で、のぞみの裸の身体は汗で光っていた。
ようやく褌姿になり、ほっと一息つくのぞみだったが、この女の子がするには恥ずかしすぎるはずの赤ふん一丁の姿をそう感じてしまう自分にふと我に返り悲しくなる。
そこからのぞみは、これから撮影で海にも入るということで、その準備運動もかね、褌姿でラジオ体操をさせられることになった。
たった一人で音楽に合わせてラジオ体操というのも、それだけで多少恥ずかしく、空しくなるものだが、それが褌一丁という姿ならなおさらである。
のぞみは最初はやはり恥ずかしさから動きがぎこちなくなり、最初からやり直しとなる。
結局褌姿のラジオ体操を4回も繰り返すこととなり、最後の一回はのぞみは早く終わらせたいという気持ちから正面からは何も隠すもののない平らな胸を、後ろからは褌が食い込んだお尻を撮影されながら、大きく脚を開いて、胸を張り、お手本のようなラジオ体操をこなしたのだった。
そして多少吹っ切れた感のあるのぞみに、褌姿が生えるようなポーズや動きが指示されていく。
脚を開いて腰に手をやり、仁王立ちで海を眺めるカットを撮影されたり。
褌の食い込んだお尻を突き出し、カメラに向かって大きくお尻を振らされたり。
四つんばいでお尻を高く上げ、浜辺の砂を掘らされたり。
さまざまな褌姿ののぞみが、一生記録に残り、そして大勢の人間相手に発売されていく写真集とイメージビデオの映像として記録されていくのだった。
赤褌での撮影が終わり、のぞみは着替えることになる。
しかしそれは服を着れるという意味ではなく、また「違う褌」に着替えるのだ。
「褌少女」というタイトルで発売予定の今回ののぞみの写真集とビデオは、コンセプトもそのまま、のぞみに赤褌のみならず、さまざまな褌を締めさせるものだった。
「じゃあ、のぞみちゃん、次はこれを締めてみようか」
そう言ってスタッフがのぞみに見せたのは白い厚手の布が丸められた、相撲のマワシであった。
のぞみは浜辺で赤褌を解き、一度全裸にされると、こちらは一人で締めることができない相撲マワシをスタッフ数人がかりによって締め上げられていく。
男性スタッフに身体に触られながらマワシをお尻に食い込まされていくのは当然嫌だったが仕方がない。
「どうのぞみちゃん、締め心地は」
「ちょっと固くて……痛いです」
赤褌より固くて重いマワシは、また違う存在感があり、また少し違う恥ずかしさを覚えた。
固くて股間部が少し痛く、のぞみは自然と少しガニ股気味になってしまう。
そしてその姿にされたのぞみは当然ながら相撲の所作的な行為をカメラの前で取らされていった。
「のぞみちゃん、ちょっとそこで四股踏んでみて」
深く腰を落としてさらにガニ股になると、そのまま片足を交互にあげて、何度も四股を踏まされたり。
「は~い、のぞみ山の土俵入り~」
脚を開いて、爪先立ちのまま腰を降ろす蹲踞の姿勢を取らされたり。
「はーい、はっけよーい」
脚を大きく開いて手を着いてお尻を高く上げる仕切りの姿勢を取らされたり。
いずれも女の子がするには服を着ていても恥ずかしいようなポーズをマワシ一丁の姿にされたのぞみは取らされる。
そしてそれぞれ正面側からとお尻側から、撮影されていった。
「じゃあ次、すり足しながらつっぱりしてみようか?」
「は、はい……」
続けてのぞみは、浜辺で腰を落としてすり脚をしながら、つっぱりを指示される。
「ほら、どすこい、どすこいって言って」
「ど、どすこい、どすこい」
「ほら、もっと大きな声でー、カメラが拾わないよー」
「どすこい、どすこい、どすこい……うううっ!」
大きな声でどすこいを連呼しながら、砂場ですり足、つっぱりを続けていたのぞみでがそこで突然うずくまって泣き出してしまう。
女の子なのにマワシのみの姿にされた上、相撲取りの真似をし続けるあまりの恥ずかしさと惨めさに耐えられなくなったのだ。
「ぐすっ……ひぐ……うううう」
「あららー、のぞみちゃんどうしたのー?」
「暑いしちょっと疲れちゃったのかなー、少し休もうか」
スタッフ達は優しくそう言って、のぞみを日影でしばらく休ませ、飲み物などを用意してくれたが、のぞみが泣いてしまった根本的な原因には触れも、解消もしなかった。
のぞみはマワシのみの姿でしばらく休憩し、そして落ち着いたと判断された所で、撮影は続行された。
「どすこい……どすこい、どすこい!」
そして、恥ずかしいことには変わらないけれど、気を持ち直したのぞみは、撮り直しになった相撲のつっぱりをやり遂げる。
そこで相撲マワシの撮影は終わり、のぞみはスタッフの手によりマワシを解かれ、また一度全裸にされてしまった。
裸ののぞみに次に渡されたのは、昔子供の水着代わりに使われた黒猫褌という簡易な褌だった。
それを身に着けると、相撲マワシとはうって変わって頼りない、殆ど何も身に着けていないような……実際殆ど何も身に着けていないのだが、今までの褌以上に、背面は完全にお尻に紐が食い込んでいるだけの格好に恥らう。
「それは水着だし、ちょっと海に入ってみようか」
「はい……」
砂浜で身体を晒し続けるよりは、海に入った方がまだマシだと思うのぞみだった。
しかし、のぞみには、大きなイルカの形の浮き具が渡され、それに跨って遊ぶように指示される。
「ううう……」
イルカの浮き具に抱きつくような格好になるとのぞみの身体は隠れるどころか、褌姿のお尻がより強調されるような格好になった。
まして特に後ろが殆ど紐状のこの褌では、イルカに抱きつくために脚を開くと、お尻の割れ目も開いて、のぞみはお尻の穴まで見えそうになる。
しかしカメラは容赦なく真後ろからの際どいアングルでのぞみのほとんど裸のお尻を撮影するのだった。
次に用意されたのは、もっこ褌という褌だった。
紐で繋がった布で下半身の前後を隠すこの褌は、今までの褌と違い締めると言うよりは穿くような形で、お尻が丸出しになるTバック状のそれよりは身体が隠せてのぞみは一息つく。
上半身は裸で、パンツ一枚でいるのと変わらないような格好なのに、もはやのぞみにとってはこれぐらいは楽な格好となっていた。
しかし、スタッフに言われて再び海に入り、褌が水に濡れるとそれは甘い考えだったと気付く。
「きゃ……やだっ!」
薄くて白い前後の布は濡れることでのぞみの身体にぴったり貼りついた上に透けてしまい、のぞみのお尻と股間の割れ目まで浮き上がってしまう。
そしてそんな前後の割れ目が透けた姿もしっかりカメラで撮影されてしまうのだ。
肌色が透けるほど股間とお尻にぴったり貼りついた褌を脱いで何度も裸になるのぞみに次に渡されたのはまた赤い褌。
しかしそれは普段のぞみが締めている六尺褌とはまた違う、九尺褌というかなり特殊な褌だった。
裸の身体にまたスタッフにその褌を締め上げられていくのぞみ。
上半身を含め、身体全体を縛られるかのように、十字型に褌が締め上げられていった。
「可愛いねぇ、のぞみちゃん。似合ってるよ」
「まるでリボン巻いたみたいだ」
スタッフからは好評だったが、等ののぞみは顔が真っ赤だった。
「うう……こんなの……やだぁ」
胸などは隠れて今までの褌より、露出度そのものは低いのに、これまでの褌に勝るとも劣らない恥ずかしさをのぞみは感じていた。
それは見る方も同じで、十字にクロスしたこの特殊形状の褌には他にはない特殊なエロスやフェティズムを、これからのぞみの写真集やビデオを見る、日本中の人間が感じることとなる。
のぞみはこの九尺褌でもいろんなポーズを取らされたり、浜辺で踊らされたりするのだった。
九尺褌を解かれ裸にされ、最後にのぞみが身に着けることになったのは、小さな布に紐がついただけのサイジという、褌の中でもとりわけ簡易で露出も大きいものだった。
これはもはや着る物なのかと戸惑いつつも、のぞみは指示を受け、僅かな布で股間を隠し、紐をお尻の割れ目に通し腰で結んで固定してそれを身に着ける。
お尻側は完全な紐で、股間だけ隠したような限界露出に恥らうのぞみに、これは昔の海女さんが使っていた仕事着だとの説明される。
それにちなんでのぞみはその格好で海に潜るように言われ、水中カメラで殆ど裸で不恰好に水中に潜って泳ぐその姿が撮影された。
「はい、のぞみちゃんお疲れ様ー」
「がんばったねー」
こうして夕日が海に沈みかける頃に、ようやく長い撮影は終わった。
のぞみは女の子でありながら、男でも経験した人はいないのではないかという多種多様の褌を締めることとなったのだった。
精神的にも肉体的にもクタクタになったのぞみはもはや恥じらう余裕もなく、裸になって簡易シャワーで身体を流し、身体を拭いてようやく女の子の普通のパンツと服を着れるのだった。
しかしのぞみが服を着ても、今日撮影された無数ののぞみの褌姿は写真、映像として永遠に残り、日本中に発売されるのだ。
こうして同コンセプトとして、同時撮影、発売されたのぞみの写真集とイメージビデオ「褌少女」は、前作とは比べ物にならない、子役タレント史上に残るほどの大ヒットとなる凄い売り上げを記録する。
のぞみの褌姿は誰でもいつでも見られるような形でさらに日本中に拡散していったのであった。
ちなみに余談であるが大ヒットを記録したのぞみの写真集とイメージビデオの2作目だったが、発売当初の売り上げに対してその後の売り上げは伸び悩む結果となる。
それはのぞみ自身の人気がすぐにまた下火になったからではなく、発売から時間が経ったその時にはもはやのぞみがただ褌姿になっているぐらいはそこまで価値のあるものではなくなったからであるが、それはまた先の、別の話……