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尻アス(10) お尻でエッチしようよ

※シチュエーション【尻フェチ、アナル】

第十話

「ねぇ、お尻でエッチしようよ」

その日そう口にしたのはあたしだった。
お尻が大好きな結城と付き合ってから、あたしのお尻の穴を弄られる日々は始まった。
最初は恥ずかしくて、気持ち悪くて、正直少し嫌だった。
ましてやお尻の穴でセックスするなんて考えられなかった。
こんな太いものお尻の穴になんて入らないし、そんなの変態すぎるだろって。

でも段々あたしはお尻を責められて気持ちよくなってきてしまった。
恥ずかしいことには変わりないけど、それに興奮して、結城にお尻を弄られることが嬉しくなってきてしまっていた。
結城以外の人にこんなことされたいとは思わない。
でもあたしは、結城が好きだし、結城にお尻を責めて貰うのが好きなの。

あたしのお尻ばっか見たり触ったりする結城にあたしは最初「あたしとあたしのお尻どっちが好きなの?」と聞いた。
そしたら結城は「どっちも大好き」って答えた。

今のあたしも同じだ。
結城のことが大好き。結城にお尻を弄って貰うのも大好き。

「いいの?ゆっくりお尻の穴拡げていってからでいいんだよ?」
でもヤらせてあげるって言ってるのに結城はそう答える。
わかってる、結城があたしとあたしのお尻を気遣ってそう言ってくれてるのは。
アナルプラグで徐々に拡げられているあたしのお尻の穴は、先日とうとう一番太い物を入れられるようになった。
それの太さは、大きくなった結城のおちんちんくらいあるはずだった。
でもそれはまだ慣れていなくて、ちょっと痛くて苦しく、長時間入れているのにはまだ慣れが必要だと感じる。
ただ入れているだけでもそうなんだから、同じ太さの物を、セックスの時のように出し入れしたら痛いんだろうな、苦しいんだろうなって不安を覚えなくは無い。
でも今のあたしはもう、それでも早く結城とお尻でエッチしたかった。

「……なんかそう言う風にあたしのお尻のことなのに、結城に全部管理されてる感じがシャクだし」
こんな風に言っちゃうなんて自分でも素直じゃないと思う。
でもその反面、この言葉も完全に嘘ってわけじゃない。
結城の手によって少しずつお尻の穴を気持ちよくなるようにされて、お尻の穴を拡げられて……
これって要するにあたし、そっちの用語でよく聞く、「アナル調教」ってヤツを結城にされちゃってるってことでしょ。
あたしは結城の恋人で対等だもん、奴隷やペットじゃないもん。
じゃあせめてお尻でエッチするのは、結城に促されてじゃなくて自分のしたい時に自分の判断でしたいっていうあたしなりのプライドみたいなものもあったの。

「……わかったよ、じゃあいつもみたいに準備からね?」
準備と言うのはお尻の中を綺麗にする浣腸のこと。
この浣腸も最初はお腹が痛くなるしめんどくさいし、何より結城に浣腸されちゃうなんてすっごく恥ずかしくて屈辱なことで嫌なはずだった。
でもお尻の穴はやっぱりそういう所だから綺麗にしなきゃいけないし、場合によっては弄られる時にもっと恥ずかしい事になるかもしれないからいわば仕方なくしてるはずだった。
なのに今のあたしは自分からお尻の穴を差し出して、結城に浣腸されるのも……楽しみの一環になってしまっていた。

服を全部脱いであたしはベッドの上で仰向けになって太ももを抱えて身体を丸めるような格好で、浣腸してもらうために結城にお尻の穴を見せる。
そして暖めたイチジク浣腸を入れられて、数分そのまま我慢させられる。
あたしが「出ちゃう」「トイレ行きたい」って言ってもいっつも結城はなかなかトイレに生かせてくれない。
この時の結城はちょっとSだ。
あたしはこんなこと繰り返してたらいつか結城の前で本当にお漏らししちゃうんじゃないかと怖くなる。

ようやくトイレに行かせてもらえて中身を出した後、いつもだったら浣腸をあっためるのに使った洗面器のぬるま湯をもう一回浣腸されるんだけど、今日は裸のままお風呂に連れて行かれた。
「今日はちょっとシャワー浣腸で念入りにお尻の中洗おうか」
そう言って結城はシャワーのヘッドを外してノズルだけにする。
そしてそこからお湯をジョロジョロと出して温度を調整しだした。
え?シャワーのノズルからお湯を直接あたしのお尻に入れるの?
「怖い……ヤだよ」
「大丈夫だよ、浅い所を洗うだけ、そんなの入れないし苦しくないよ」
あたしは結城になだめられて、浴槽に手をついて、恐る恐るお尻を後ろに突き出す。
「お尻の穴拡げて、出す時みたいに」
「んっ……あぁ……」
言われたとおりお尻を拡げると、お湯が出ているシャワーノズルがそこに押し付けられた。
するとお湯が勝手にお尻の穴の中に入ってくる。
数秒そのままにされてお湯を浣腸され続けた後、ノズルが離れ、あたしはきゅっとお尻の穴を締めた。
「んん……」
痛かったり苦しくはないけど、お尻に普段されてる浣腸よりいっぱいお湯が入ったのを感じる。
「はい、いいよ出して」
結城にそう言われ、あたしは戸惑う。
「え……嫌。トイレ行かせてよ!」
「お風呂なんだからここで出しちゃったほうが楽だよ、あと何度か洗うから」
「やだぁ、恥ずかしいよ」
「さっきトイレで中身は出したんだからお湯しか出ないって、ね?」
「ううーー」
あたしは覚悟を決めてその場にしゃがみ込むと、ジャーッとその場にお尻に入れられたお湯を出す。
やだ、やっぱこんなの恥ずかしいよ。お湯だけって言っても、トイレで出してる所見られてるようなもんだよぉ。
「はい、もっかいお尻出して」
「んん……」
続けてもう一度あたしはお尻を突き出さされて、再度お湯をお尻に入れられる。
今度はさっきよりたくさん入れられた気がする。
「はい、出してー」
「あぁぁ……」
そして結城に何度もお湯を浣腸されては出すを繰り返す。
そのうちあたしはしゃがまずに、お尻を突き出したまま真後ろに入れられた水を噴射した。
「よし、出てくるお湯が透明になったね」
……じゃあ最初は濁ってたのかよ、恥ずかしいよぉ。

ようやくお風呂から出されて足を拭いていると、不意に結城にお尻の穴に指を突っ込まれた。
「あうぅうっ!」
「すっかり柔らかくなったね」
何度も浣腸されたあたしのお尻の穴は結城の指をあっさり飲み込んでしまう。
でもその分そこは敏感になっていて、結城の指が中で動くたびに刺激が走った。
「あぁん……やめろぉ……」
結城にお尻の穴に指をくちゅくちゅ抜き差しされたり、フックみたいにそこを指で吊り上げられたりしながら、あたしはベッドまで歩かされた。

「それじゃ明日香……」
ベッドまで付くと結城にそう促される、お尻の穴を差し出せってことだ。
「あんたも先におちんちん出しなさいよ……舐めて、あげるから」
結城に全部主導権握られるのは嫌だからあたしは自分でも大胆と思うことを言った。
「え……?」
「何よ?お尻以外は興味ないっての?」
「あ、いやそうじゃないけど……!」
ふふ、結城の奴戸惑ってる戸惑ってる。
あたしばっかり振り回されないんだから。だってこれは、二人のえっちなんだもん。

「じゃあ……二人で舐めあいっこしようか」
そう珍しく結城が照れくさそうにそう言った。
「……いいよ」
あたしはベッドに寝転んだ結城の身体の上に反対向きになって跨る。
シックスナインって言うんだよね、これ。
結城の顔の前にあたしのお尻が間近でくる形になって、結城の視線と息遣いをお尻……いやお尻の穴に感じる。
あたしだけ丸見えなのも恥ずかしいからあたしは結城のズボンとパンツからおちんちんを取り出した。
それはすっかり大きく、そして熱くなっている。
あたしは間近でそれを見つめて、息を呑む。
舐めてあげるとは言ったけど、口でそんなことしたことはない。結城にも、もちろんそれ以外の男の人にも。
「あっ……」
あたしが固まっていると、結城の手があたしのお尻を掴んで拡げて、お尻の穴を開くようによりむき出しにしてきた。
「ひゃあ……!」
そしてあたしのそこにキスして、ぺろぺろと嘗め回してくる。
「あ……んん……」
そんな所をそんな思い切り嘗め回されたら、あたしの方もビビるのが悔しくなって、結城のおちんちんに舌を伸ばして舐める。
「ん……んんんっ!」
そうすると結城はやわらかくなったあたしのお尻の穴の中にまでぐりぐりと舌を挿しこんでくる。
「はむっ……んん……じゅる……じゅる」
あたしは負けじと結城のおちんちんを咥えてしゃぶった。
どんなふうにやればいいとかわからない。
ただあたしはそうしたいと思うようにした。……結城だって多分そうだから。

あたしは結城のおちんちんをしゃぶりながら、お尻の穴を結城にしゃぶられている。
すっごくエッチなことしてる。すっごく恥ずかしいことしてる。

でもあたしは……今結城ととっても愛し合ってる。そう思った。
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